本日は持ち込み一枚板のレジンテーブルの制作の様子をご紹介させていただきます。
本日ご紹介の持ち込みいただいた一枚板はこちら!
お預かりしてデザイン配置した写真ですが、特徴的なミズナラの一枚板です。
お客様は山梨県の方で、富士の樹海に生えていた木の中で一番大きかったナラ一枚板の購入ができたそうです。
そのような一枚板はそう簡単に購入できるものはないので、お客様の日頃の付き合いがあっての出会いかと思います。
そんなな思い入れのある一枚板を、数年乾燥ののちに持ち込みいただきました。
事前の情報はほとんどなくこの一枚板を見せていただいたのですが、一枚板を見た瞬間、
「このデザインしかない!!」
とすぐにデザインがイメージでき、お客様にお手伝いいただき、配置しました。
正直この持ったっ時若干重く感じ、含水率の高さを感じております。
左右上下反転デザイン。
左右対称に見える配置で非常に美しいデザインです。
2枚の一枚板が同様の形状かつこのようにお互いの空間を保管し合える形状の場合はこの配置が一番美しいです!
お客様より他のデザインもとの話より、いくつかご提案させていただきましたが、このデザイン以上のものはご提案できず、こちらで決定いただきました。
空いている空間にはこのデザインコンセプトを崩さない配置で木材を追加配置していきます。
お客様のご家族が宿泊施設の経営もしているとのことで、上記写真のレジンパネルのご検討も合わせて打ち合わせさせえていただきました。
初めてこのミズナラ一枚板を持った時の印象の通り若干含水率(水分量)が高く、RESIN SPACEにて人工乾燥に入れ乾燥そ進めました。
一定程度乾燥が進んでおり、輪切り形状のためすぐに適切な含水率になりました。
ただ預かって制作するだけではなく、一枚板に応じて適切な対策を実施します。
RESIN SPACEは「木材」×「レジン」のプロ集団です。
そして代表デザイナーのFujiwaraの私は常に最高の作品を目指します。
お客様にとって木材の乾燥状況なんて分からないですから、プロの私たちが確実に最高の作品のために必要な対応します。
持ち込みでご検討中の方は全て私たちにお任せいただければと思います。
乾燥状態も安定し、制作に進みます。
一枚板の平面だし、木材カットを実施してお客様へ最終確認です。
追加の木材配置の有無で、レジンの流れが大きく変わります。
私は常にレジンの流れを意識してデザインをかけます。
一律でもなく、少なすぎるわけでも、レジン比率が多すぎるわけでもなく、絶妙なバランスがあるんです。
それは他者とのデザインを見ていただければ感じていただける部分かと思います。
RESIN SPACEで評価いただいているのは、木材の配置間も大きいです。
細かく言語化はできませんが、なんか木が美しく見えませんか?
レジンテーブル専門店とは言いますが、木がどれだけ美しく見せられるかを最重要項目にしていますので、あなたの木を最高にカッコよく見せます!
クリーンルームに持ち込みレジン流し込みの準備です。
レジンの流し込み場を見るだけで、そこの統括の神経質レベルがわかってしまう部分なんですよ!
流し込みに重要な、台の白い板が汚れるだけでストレスを感じてしまうほど徹底して天板上は綺麗にしています。
逆に床は多くの制作の中でどうしても垂れてしまうので、その経歴が黒い凸凹として蓄積されていきます。
レジンのブルーも最高に綺麗なブルーで完了しています。
ブルーは本当に奥が深いですからね!
国内メーカーが使っているであろう塗料を、最近ほとんど購入しテストしましたが、単一仕様では私の理想は決して演出できません。
詳しく公開できない点が多いですが、ただ言えるのはブルーの色味は奥が深いです!
丁寧にレジンの状態も整え流し込みしていきます。
温度も徹底的に管理していますので、レジンも木材も最高の状態です
ゆっくり流しますが、そこまで神経質にならず大胆にいきます。
ここで発生する気泡は大きいので結局抜けますからね!
そんなことより大事なのはレジンの温度、室温、湿度です!そこも木の性格に応じて変えて行きます。
よく蕎麦打ち職人が、その日の気候に応じて水を入れる量を変えます!みたいな感じです。
私は樹種や木の性格により温度を変えます!!
ガンガン流して行き、我の奥までレジンを行き渡らせます。
今回のミズナラの最大の欠点は木材の耳の部分の劣化です。
保管状況なのかは不明ですが、木材の朽ちが強く出ている部分が多くありました。
そのような部分には事前に対策を講じていますが、基本的には木材にレジンをがっちり吸わせて強度を保ちます。
弱い部分だからといって気泡防止のためにレジンを吸わせない〇〇なことになりますからね!
写真の黒くなっている部分はきがレジンをしっかり吸っている証です。
我の部分にもレジンがどんどん浸透して行きます。
耳の部分もグイグイレジンが吸われます!
レジンをしっかり吸わせるため、また今回の一枚板からは気泡が永遠と発生してきましたので、通常より硬化までの時間を長くさせました。
バッチリ硬化完了し制作を進めます。
大型のプレナー・サンダーに通して行きます。
高速回転するカンナみたいな機械に通して平面を出します。
割れないように少しずつ丁寧にかけて行きます。
厚みや多くの要素を確認しながら研磨です。
最終のサンダーまで完璧に仕上がりました!
良い仕上がりに見えますが、研磨直後は多くの気泡穴や木材の空洞が発生しますので、レジンや多くの工程で綺麗な面へと整えて行きます。
初期の工程は研磨して、レジン等で埋めてを繰り返します。
複数枚や多くの業務をこなしながらRESIN SPACEチームが完成まで進めてくれます!
代表デザイナーである私は、常にお客様対応やレジンの流し込みまでの工程、納品作業に追われていますので、制作は完全にチームに任せています。
制作工程は性格が非常に表れ、真面目に堅実に工程を進めてくれる職人たちにいつも助けられています。
せっかちな私では研磨残りがよく発生して、研磨の番手をよく戻す私はチームに迷惑をかけるので、最近はなるべく研磨しないようにしています。
全行程私は対応することは可能なのですが、チーム員それぞれ得意分野を対応できるよう、チームの配置をしています。
そんなRESIN SPACE制作チームが完成させてくれた作品がこちらです。
丁寧に梱包し納品に向かいます。
納品先は山梨!いつもより近隣ですので納品も短時間で済み助かります!
納品は会社の作業スペースへ納品させていただきました!
白い椅子にあう良い最高の天板!
周囲の黒い機材に合わせ脚は黒、天板は持ち込みのナチュラルなナラ!
レジンは空間全体の差し色になるブルーで締まる色味です!
写真は少し暗めに見えますが、木もレジンももう少し明るい色味です!
全体のデザインバランスは最高で
この角度のレジンのラインは最高にカッコいいです!
反対から見てもその流れのラインは一緒ですが、我がよりしっかり見えるようになります!
我の内部もこのミズナラの魅力を最大限に感じるよう、通常の割れより若干間を開けているからこそその魅力をより感じます。
一枚板の美しさもしっかり演出できております。
〈K様〉
一枚板の持ち込みから本日の納品までありがとうございました。
富士山周囲の樹海で一番大きかったミズナラで、NHKの特集にも放送されていた一枚板になるんです。
そんな木を使用してのレジンテーブル制作すごく綺麗な仕上がりでかっこいいですね!
Fujiwaraさんが忙しそうにしているのも納得です。
一枚板のレイアウトがすごくよく、一枚板の形に合わせてデザインしてくれていてすごく良いですね。
別で依頼しているものも依頼したいので、ご提案よろしくお願いします。
非常に喜んでいただけ幸いです。
木の美しさをしっかり演出できた作品となりました。
持ち込み一枚板は管理できない部分があり想定外もあり非常に難易度の高い制作になることが多いですが、RESIN SPACEでは一枚板の持ち込み対応させていただきます。
ただ制作は通常販売の作品と同じまたはそれ以上の工程が必要になりますので、持ち込みだったとしても決して安価ではない点ご了承ください。
あなたの大事な一枚板を現代のインテリアにマッチするレジンテーブルにしてはいかがですか?
気になる方はお気軽にお問い合わせください。